ファーストリテイリングは9日、2020年8月期（今期）の連結純利益（国際会計基準）が前期比48%減の850億円になりそうだと発表した。38%減の1000億円としていた従来予想から下方修正した。通期業績の下方修正は3回目となる。新型コロナウイルスの感染拡大による休業などで赤字となった店舗の減損損失など、約150億円を計上したことなどが響く。
売上高にあたる売上収益は13%減の1兆9900億円と、従来予想（9%減の2兆900億円）から1000億円引き下げた。営業利益も50%減の1300億円と、従来予想（44%減の1450億円）から下方修正した。19年9月～20年2月期決算を発表した時点では、政府による緊急事態宣言を受けた外出自粛などの影響は織り込んでいなかった。海外の「ユニクロ」店舗の再開が計画より遅れたことも響く。20年6～8月期も、海外を中心に約50億円の減損損失の可能性を見込む。
同時に発表した2019年9月～20年5月期の連結決算は売上収益が前年同期比15%減の1兆5449億円、純利益は43%減の906億円だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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July 09, 2020 at 01:50PM
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