結婚式の中止や延期、半田市がカップルに損失支援へ - 中日新聞

　半田市は三十日、臨時会見を開き、新型コロナウイルス感染症に関連して新たな支援策を講じる方針を明らかにした。県で初めて、結婚式の中止や延期を決めたカップルに損失相当額を支払うほか、国の特別定額給付金の基準日以降に生まれた新生児にも十万円を給付する。同時に、民間児童福祉施設への給付金事業や、市民からの相談を受けやすくするシステム導入も発表した。いずれも八月六日の臨時議会に提出する。　（高田みのり）

　市結婚応援給付金事業では、今年二月一日〜十二月に結婚式や披露宴などをキャンセルし、金銭的負担を負った人が対象。中止や延期に伴い、式場などから請求された金額を給付する（上限十万円）。予算は千八十万円。市への定住促進にもつなげる狙いで、来年一月一日時点で夫婦のどちらかが市民であり、その後も市内に住む予定であることを条件としている。

　新生児臨時特別給付金では、今年四月二十八日〜来年三月末生まれで市に住民登録し、申請時点でも市に住民登録がある新生児の保護者に十万円を支給。同時に、祝い品として一万円相当のおむつも贈る。

　また、緊急事態宣言下でも事業を継続し...

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