
居酒屋のドリンクで人気の高いレモンサワー。政府の外出自粛要請をきっかけに、自宅向けのレモンサワー用割り材の売り上げが伸びている。経済ジャーナリストの高井尚之氏が、「ポッカレモン」を販売するポッカサッポロに話を聞いた――。
■“レモンサワーブーム”は新型コロナで消えたのか
「私は、ビールやレモンサワーがいいですね。鍋の辛味とは別の爽快感を楽しみたいです」
外出や会食「自粛」など考えもしなかった昨年末、火鍋を楽しむ会で注文する際、20代の女性会社員のこんな発言を聞いた。「とりあえず」のドリンクとして、ビールとレモンサワーが同時に候補で挙がるのを興味深く感じたのだ。近年、レモンサワーの人気は高い。
別の仕事仲間と打ち合わせを兼ねて食事をした都内の居酒屋で、こんな光景も見かけた。
店の入り口には、木箱入りの生レモンがディスプレイのように設置され、店内には「カットレモン」がびっしりと入ったプラスチック容器が並ぶ。生レモンがそのまま入ったレモンサワーも名物で、同席者は当然のようにこれを注文し、杯を重ねた。
新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で「巣ごもり消費」が続くなか、レモン系人気はどうなったのか。1957年にロングセラーブランド「ポッカレモン」を発売したポッカサッポロフード&ビバレッジ(以下ポッカサッポロ)にも話を聞き、消費者心理を考えてみた。
■レモン味のカクテル材料は前年比125.5%増加
「コロナの影響で、近くのスーパーなどで買い物されるお客さまが増えており、当社の『ポッカレモン100』は2月以降、売り上げが伸びています。また、カクテル材料『お酒にプラス レモン』が1月頃と比較して前年比が伸びており、居酒屋等の自粛要請に伴う家飲み拡大などの影響が考えられます」
ポッカサッポロの広報担当はこのように説明する(数字は非公表)。中でも「とくとくレモン」は取り扱い店舗が増えた1月から売り上げを伸ばしていたが、緊急事態宣言が出た4月から家飲み需要が一気に拡大したことで売り上げを大きく伸ばしているという。
仕事の合間や気分転換に、爽快なレモン味を選ぶ人が増えていると聞く。実際、同社だけでなくレモン味のカクテル材料市場全体が伸張しており、緊急事態宣言が出た4月は前年比125.5%の伸びとなっている。
■家飲みでも「甘さ離れ」と健康志向がトレンド
ストレス社会のリフレッシュ需要としてはどうだろう。
「リフレッシュ意識は感じますね。以前、レモンはフレーバーの1つのような位置づけでしたが、甘さ離れや健康志向の影響で、爽やかな風味で汎用性の高い素材として再注目されました。それまでドリンク中心だったレモンの用途が、お菓子やスイーツにも広がったと感じています。お客様の『すっぱいもの』への許容度が増えていることもあると思います」(同)
今年3月、無糖の炭酸水「ウィルキンソン タンサン」「ウィルキンソン タンサン レモン」をリニューアル発売したアサヒ飲料は、こう話していた。
「最も人気のフレーバーは、定番の『ウィルキンソン タンサン』ですが、『ウィルキンソン タンサン レモン』は、炭酸水になじみがなかった人のトライアル需要として人気です」
外出自粛が強まった同月でも、「ウィルキンソン」は対前年比125%を記録するなど、ブランドの人気をレモン味も支えている。
【関連記事】
"レモン" - Google ニュース
May 22, 2020 at 01:16PM
https://ift.tt/2Xyuj4T
家飲みの新定番「レモンサワー用の割り材」が人気上昇中のワケ(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
"レモン" - Google ニュース
https://ift.tt/343oMEi
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "家飲みの新定番「レモンサワー用の割り材」が人気上昇中のワケ(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース"
Post a Comment