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日本テレビの新情報バラエティー『スッキリ』の2019年6月10日放送分では、「タピオカドリンクの次なるブームとしてレモネードが注目です」ということで東京・渋谷区にある「レモネード by レモニカ 原宿神宮前店」が紹介されました。すると以来、巷のレモネード人気は本格化。自宅でも簡単に手づくりできるということで、外出自粛の現在はSNSで自作のレモネードが数多く投稿されています。
レモンの注目度上がる
「レモネード」と言えばスタバなどがなかったころ、喫茶店で親しまれていた飲み物でした。私めの場合は学生時代に、(RCサクセションの歌を口ずさみながら、授業をさぼってぇYear)通っていた(陽のあたる)喫茶店では、炭酸が入った「レスカ(レモンスカッシュ)」ばかりを頼んでいたものですが…。
あのころは、炭酸の刺激が男らしさの具現化のひとつ…と勘違いしていたのでしょう。部活で疲れているときなど、この「レスカ」の酸っぱさで元気を得ていました。
やがて大人になって…。
皆さんも映画を観ていると、スクリーンの中の食べ物や飲み物が無性に味わいたくなることがありませんか? アメリカ映画では、手づくりレモネードがよく登場します。当時、アメリカのファッションやスポーツに傾倒していた私めとしては、もっと早くアメリカの文化の一端である「レモネード」を味わっておけば良かった…と、強く反省もしました。で、大人になったいまでは、「レモネード」のほうにハマっているわけです。
「レモネード」は、アメリカ映画でも南部を舞台にした映画によく出てきます。その代表と言えるのがスピルバーグ監督作品、『カラーパープル』(1985年公開)です。主人公のセリー(ウーピー・ゴールドバーグ)が何十年と生き別れになっていた妹と再会したとき、レモネードでもてなすシーンがあります。この場面は忘れられない名シーンのひとつ。何十年も会うこともできぬまま互いに大人になっていった姉妹は、子どものころ一緒に飲んでいた「レモネード」を味わうことで、その空白を徐々にレモン色へと染めていったわけです…。
日本では「みそ汁はお袋の味」とよく言われていますが、アメリカでは「レモネード」がおふくろの味と言えるのでしょう。自分としては、「恋の味」と言ったほうがいいかもしれません(笑)。もしかするとそんな風に思っている方、わりと多いかもしれませんね。
レモンの思ひ出?
高校時代、試合がある週末に部活では、必ずマネージャーたちがレモンの砂糖漬けを用意してくれました。当時はまだ、スポーツドリンクがポピュラーになっていないころだったので、それをハーフタイム時に皆で食べてリカバリーに役立てていました…。
そう、「レモネード」にはアメリカへの憧れと同時に、文字通り酸っぱい思い出の味でもあるのです。「レモネード」はまさに、そのときのタッパーに残った残り汁のような味…。「レモネード」を飲むたびに、当時の美人マネージャーの当時のまま思い出すことができます(笑)。そして、タッパーの中に最後に残った砂糖漬けのシロップを、独り占めして喜んでいた自分を懐かしく思ったりも…。
そんな郷愁が心地よかったのでしょう、最近はおうち時間を利用して「レモネード」づくりの頻度も上がっています。なんせ、実に手軽につくれるので…。レモンを切る手間も必要ありません。手軽にレモンの果汁を味わえる「ポッカレモン100」さえあればいいのですから。
この「ポッカレモン100」を侮ってはいけません。この商品が世に登場したのは、昭和30年代(当然、生まれていませんよ)。当時、大学卒の初任給が1万円に満たない時代に、レモン1個は200円前後となっていました。そんな折に創業者である谷田利景氏は、「気軽に使えるレモンを」と一念発起し、味が変化しやすいと言われるレモンの果汁を販売する方法を開発することに成功したのでした。そうしてビン詰めスタイルの「ポッカレモン」が、1957年(昭和32年)に誕生。さらに1972年に果汁は100%へと進化します。やがて1990年代となると、用途別タイプの発売など時代のニーズに合わせて次々と変化させていったのです。このように、レモンへの熱い思いを感じさせ続ける「ポッカレモン100」の存在は、われわれ世代の青春の象徴とも言えるのでした…。
【自家製レモネードのレシピ:1人分】
「ポッカレモン100」…大さじ2
はちみつ…大さじ1
水…150ml
※このレシピには、はちみつが含まれます。1歳未満の乳児への提供は避けてください。
しかも、レモンには今の時期にこそふさわしい、さまざまな効果が期待できます。1番のイメージは“すっぱさ”ですが、この酸っぱさ=クエン酸と言っていいでしょう。クエン酸の主な効果としては、疲労回復、唾液・胃液の分泌促進からの…消化吸収促進・食欲増進が期待できます。また、ビタミンCも豊富に摂取できることで、身体の老化予防にも有効であることも大いに期待できるのです。
メタボ予防効果にも
また、レモンの皮に含まれるポリフェノールも、注目されている成分です。2009年に株式会社ポッカコーポレーションから、県立広島大学保健福祉学部を中心とする共同研究チームは行ったレモン産地の中高年女性118名(平均年齢 60歳)を対象とした調査においては、日常のレモン摂取量と健康状態との関係についての興味深い調査結果が出ていました。
レモンの摂取量が多いほど、1. 血圧を低下させ、2. 血管の硬さを示す指標となるPWV(脈波伝播速度)【*1】で評価した動脈硬化度が低く、3. 肥満に関連したホルモンであるレプチン【*2】の血中濃度が、低いことが初めて明らかとなったということ。これら3つの要素は、いずれもメタボリックシンドローム予防に有効で、レモンの摂取を取り入れた食生活がメタボリックシンドロームを予防する可能性が示唆されたというわけです。
【*1】PWV(脈波伝播速度)/PWVとは、腕と足の間における脈の伝播速度を表し、動脈が硬いほど脈の伝わり方が速くなり、数値が高くなります。【*
2】レプチン/レプチンは全身の脂肪細胞でつくられ、食欲やエネルギー代謝を調節するホルモンであり、体脂肪が多いほど血中濃度が高くなることが知られています。レモンに含まれる成分がメタボリックシンドローム予防にも有効だと証明されれえば、生活習慣や体型が気になる人にもうれしいニュースになりそうです。
皮に含まれるポリフェノールにも期待
果汁を搾った後のレモン果皮は、多くの方が捨てるだけかと思います。ですがレモンの皮には、ポリフェノール成分が含まれています。例えば、レモン独特の爽やかな香りは、d-リモネン などのというテルペン系成分と言われるもので。神経の興奮を鎮める作用や血栓予防などの作用も期待できると言われています。また、フラボノイド系のルテオリンはエイジングケア、アレルギー症状改善への効果も期待できる成分です。
その中でも注目すべき成分として、「エリオシトリン」は無視できないでしょう。これは「レモンポリフェノール」とも呼ばれるもので、ビタミンEと同様の効果が期待できるとのこと。抗酸化力がある「ヘスペリジン」、「エリオシトリン」などを含めてそれらの総称を「ビタミンP」と呼び、「ビタミン様物質」=ビタミンに似た働きをしたり、ビタミンが正しく働くように助ける物質と言われています。
皮ごとレモンを楽しむ方法
「ポッカレモン100」は、保存料無添加・濃縮還元100%のレモン果汁。なので、果皮の味わいも効果も味わえません。もし、このようにレモン果皮に含まれるポリフェノールの効果を存分に味わいたい方は、2020年2月から関東エリアで限定発売されている「冷凍ポッカレモン そのまま使えるカットレモン」がおすすめとなります。
これなら、おうち飲みや料理の飾りつけにも便利。さらには、あの高校時代の思い出の品…レモンのはちみつ漬けの手軽にできます! ちょっとセンチな気持ちになりたい日は、これと一緒にジブリの映画でも観てはいかがでしょうか!
それでは皆さん、良い#STAYHOMEをお過ごしください。
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May 10, 2020 at 08:17PM
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レモネード、酸っぱい思い出と失態のない未来【EiC Column】 - Esquire
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