福岡市中央区の欧風料理店「博多和田門」と、長崎県佐世保市の姉妹店「れすとらん門」が5月末までに相次いで閉店した。れすとらん門は佐世保の地元グルメ、レモンステーキ発祥の店として長年親しまれてきた。店側は「経営判断」と説明するが、新型コロナウイルスの影響で客足が落ちたことなどが背景にあるとみられる。
れすとらん門は1955年に佐世保駅前で創業し、平戸牛や五島牛を使ったステーキを提供してきた。レモンステーキは創業から間もないころ、料理人のアイデアで誕生。薄切りの牛肉に、しょうゆベースのソースにレモンを絡めたさっぱりした味が人気を集め、他店にも広まった。
佐世保市内を皇太子時代の69年に訪れた上皇さまが、同店のビーフカレーを気に入られたことが福岡市進出のきっかけといい、中央区西中洲に71年、博多和田門が開業した。両店はグルメサイトで「長い間、お引き立てに深謝します」などと閉店を知らせている。 （宮崎省三、竹中謙輔）
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June 01, 2020 at 04:00AM
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レモンステーキ発祥店が幕 コロナ影響？佐世保の「れすとらん門」 - 西日本新聞
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