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南信州産レモン広めよう 企業と商品開発も - 中日新聞

ハウス内で自慢のレモンを紹介する柳坪さん夫婦=喬木村で

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 南アルプスの麓に位置する喬木村で、温暖な地域で生産されるレモンなどのかんきつ類や、熱帯果実の栽培に挑戦している農家がいる。県内の菓子店や有名ホテルにも出荷しており、四月からは地元企業との協力で新商品を発売。関係者は「南信州産レモン」を広めようと意気込んでいる。

 この農家は、Yanagi Farmを営む柳坪創太さん(36)と美紀さん(42)夫妻。当初は創太さんの両親がカーネーションの栽培を行っていたハウスを受け継ぎ、約五年前からレモンやパッションフルーツの生産を始めた。

 もともと、花き生産を志していた創太さん。県農業大学校時代、恩師が研究していたかんきつ類や熱帯果樹のハウス栽培に興味を持ち、研修旅行で訪れた沖縄県で初めて見たパッションフルーツ栽培に心を打たれた。イチゴのハウス栽培が盛んな喬木村で「人と違うことをしよう」と、徐々にハウスを南国フルーツに転用した。

 六・六アールのビニールハウスでレモンやライム、パッションフルーツなどを育てる。国内では広島県など主に暖かい地域で栽培されているレモン。県内で本格的に栽培している農家は二軒のみという。軽井沢町の軽井沢ホテルブレストンコートや県内の菓子店などと取引し、昨年のレモン出荷量は一トンを超えた。

南信州産レモンを使った新商品をPRする小池さん=喬木村の村商工会館で

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 地域にレモンを広めようと商品開発も進む。喬木村商工会の紹介で、同村の小池手造り農産加工所が柳坪さんのレモンを使って、野菜に付けて食べるディップソースと焼き肉などに使えるソースを開発。南信州産レモンを使った商品として、四月中に村内外の直売所や道の駅で販売を始める。

 国産レモンは皮も安全に食べることができ、ソースにも丸ごと使用した。同加工所の小池知三社長(63)は「喬木でレモンを作っていると聞いて驚いた。さわやかに野菜やお肉を食べられるので夏の食卓におすすめです」とPRした。

 地球温暖化への対応も見据えて南国フルーツの栽培を始めたという創太さん。「南信州産レモンを地域に広め、イチゴのイメージがある喬木をレモンでも盛り上げたい」と意気込む。

 (飯塚大輝)

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April 17, 2020 at 03:07AM
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