
大手金融グループのみずほフィナンシャルグループは保有している株式の価格が大きく下落したことから、ことし3月期の決算で合わせて394億円の損失を計上すると発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱で、国内の金融機関の業績に影響が広がっています。
発表によりますと、グループ傘下のみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券が保有している複数の企業の株式が値下がりし、年度末の31日の株価が取得した時点を大きく下回り損失を抱えることになりました。
このため、ことし3月期の決算で合わせて394億円の損失を計上するとしています。損失の80%は、ことしに入ってからの3か月間で発生し、新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱が影響した形です。
損失を計上する株式は、取引先との関係を維持するために企業どうしが持ち合っているいわゆる「政策保有株」で、業績予想は変更しないということです。
三菱UFJフィナンシャル・グループや第一生命ホールディングスも世界的な株価の下落で損失が発生したと発表し、感染拡大による金融市場の混乱で国内の金融機関の業績に影響が広がっています。
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April 01, 2020 at 06:48PM
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みずほFG3月期決算で394億円の損失計上 - NHK NEWS WEB
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